都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

将棋

学歴無用論

街頭インタビューで『羽生』と言ったら、今日のところは圧倒的に「はにゅう」でしょうが、「はぶ」だって国民栄誉賞ですから、甘く見てもらっては困ります。 と思っていたら、あっさりそれをやっつけちゃった藤井聡太五段。 朝日新聞が仕切っている朝日杯は…

三丁目の夕日

今は、つぶれてしまったところも多いのかもしれませんが、その昔、将棋が強い大人たちは、町の道場に通っていました。私もそのうちの一人です。 一日500円を支払うと、時間が許す限り、相手を変えて何局でも戦えるシステムで、夏休みラジオ体操みたいなカー…

敗北宣言

幼なじみの男女3人がいたとして、10年くらい仲良くしていたとして、そのうちの2人ができちゃったりしたら、すぐに気がつきます。空気が変わるから。 だから、ずっと戦ってきたライバルが、いつもと違う太刀筋できた場合、すぐに分かります、そういうもの。…

天才は忘れたころにやって来る

将棋界には、二十年に一度くらいの割合で“天才”が現れます。 古くは坂田三吉、戦後は升田幸三、中原誠、最近で羽生善治、そして糸谷哲郎。 中でも、「怪物くん」と呼ばれる糸谷竜王は、大阪大学大学院で哲学を専攻(在学中)という異色の存在で、対人関係に…

電王戦ファイナル

大学の将棋部には、運動部と同じように対外試合があります。 中でも年に2回行われるリーグ戦は、一部二部の入れ替え戦方式の大切なイベントで、各校7人ずつが戦い、それぞれの勝ち点を争います。 その昔、我が校のエースKは、高校の全国大会団体戦優勝の…

電王戦

学校の成績がいい人は、答案用紙を返されたときに、自分が間違えたところを確認します。 だから、次に同じような問題が出されたときに、二度目の失敗を繰り返さないのです。 学校の成績が悪い人は、答案用紙を受け取ると、点数にちらりと目をやり、くしゃく…

▲6一角打ち

本日は、日経新聞主催の将棋『王座戦』が行われ、羽生三冠と新鋭中村太地六段が闘いました。→http://live.shogi.or.jp/ouza/ 将棋が分かる人は是非、羽生三冠の最後の一手を味わってください。 どんな風に育ったら、あんな手が指せるんでしょう? 引っくり返…

電王戦②

人間とコンピューターが戦う『電王戦』の最終局。 プロ棋士側は三浦弘行八段が登場しました。 三浦八段は、棋界最高峰のA級順位戦で前期第2位ですから、プロの中でも五本の指には入る実力者です。 対するコンピューターは、昨年行われた 『世界コンピュー…

電王戦①

コンピューターとプロ棋士の五番勝負は、その後人間が連敗して、本日カド番を迎えました。 機械は感情がないので、まずいと思ったような手でも引きずらず、電源が確保されている以上、スタミナが衰えることなし。 腹が減ることがなければ、トイレへ立つこと…

鉄人

フジテレビが二匹目のドジョウを狙った『アイアンシェフ』は、アッという間にポシャッてしまいました。 10年前と同じやり方が通用するほど世の中は甘くありません。 いつも勝ってる白鵬にドラマが生まれないのと同じようなもので、水戸黄門ですら終わらざる…

正装

囲碁界のタイトルの5つを獲得し、昨年、史上最年少で五冠になった井山裕太氏が、前人未踏の六冠に挑んでいます。 本当は、全く興味がなかったんだけど、NHKニュースで知りました。 将棋界では、羽生善治氏がすでに七冠を達成しておりましたが、囲碁界は…

史上初の50代名人

「兄達は頭が悪いから東大へ行った」とは、将棋連盟会長である米長邦雄氏の名セリフです。 将棋の世界には、コンピュータを凌駕するような俊才が大勢いるので、この言葉に全く違和感を感じません。 そうだよなぁって思いました。 そんな天才集団の中にあって…

ボンクラーズ⑤

将棋連盟会長である米長邦雄氏とは、イベントで二回、ご一緒しました。 「兄達は頭が悪いから東大へ行った」 の言葉が有名な同氏は、どうすれば運を味方にすることができるかについて、熱く語ってくださいました。 勝負師は、そういう見えない力も手にしよう…

ボンクラーズ④

島九段が用意した宿題は、指し手の是非ではなくて、実戦心理や感覚を問う、全く新しいタイプのものでした。 そういうのって、理科系でなく、文科系の世界。 将棋が表現力でもあると捉えるのが、島九段の美学です。 この宿題を掲げて、広報展開すると、北は仙…

ボンクラーズ③

島朗九段(当時八段)とは、次のような話で盛り上がりました。 ・将棋界というものが世間とかけ離れており、若者からオシャレでないと切り捨てられている。 ・女性が興味を持たないものは、男性にも支持されない。 ・将棋のイベントは、ワンパターンで工夫が…

ボンクラーズ②

大学の将棋部は、部室があるものの、10人も入ればいっぱいで、部員が集まることができません。 そこで、渋谷にある将棋道場の二階を借りて、毎週土曜に練習(?)しておりました。 今はどうなのか知りませんが、練習と言っても、ただ何となく集まって、何と…

ボンクラーズ①

高校生のころ、将棋指しになろうと思ったことがあります。 そこそこ強かったのもありますが、何となく会社勤めが向いてないという予感があったから。 遠足とか修学旅行とかキライでしたからね。 みんなで同じことをするのが恥ずかしいと考えていました。 北…

竜王戦

興味のない人からは、理解しがたいと思いますが、将棋も野球みたいに実況中継があります。 二日制のタイトル戦である名人戦と竜王戦で、それぞれ朝の30分と夕方の二時間がBSで放映されるのです。 持ち時間が一人8時間の対局なので、まともにやると、ほと…

すごい人の頭ん中

インターネットの普及と共に、将棋界が変わってきました。 その昔、強くなりたい人は道場に集まっていたのです。 道場は、ある程度の人口規模を必要としますし、やはり大都市に強い人が多い。 だから、田舎に住んでいると実戦のチャンスが少なく、強い人は東…

竜王戦

プロ野球の日本シリーズは、地上波テレビの中継がないというのが話題でしたが、将棋の場合、名人戦と竜王戦について、BSで実況中継があります。 これが、新聞社の都合なんでしょうか、週半ばにスケジュールされることが多く、木曜定休の私は厚狭からテレビ…

感想戦

将棋が面白いのは、人の頭の中がちょっとだけ覗けるからです。つまり、何でそんなことをするのかってことが、数手後に判明する。ネット上は、ほとんどリアルタイムでプロによって解説されますから、将棋ファンには堪らない環境が整っております。 将棋とイン…

文系のひとりごと

将棋というものは、ひと昔前は“文科系”の頭脳が必要と思われていました。 大山・升田の時代です。 生き方も含め、理詰めでなくて、情緒的というか、どこかで表現力を求められているようなところがあったのではないでしょうか? 実際、高校時代の将棋部の仲間…

トーナメント

高校将棋部の二年後輩にMという男がおりました。 彼は、将棋部顧問の英語教師の息子で、いかにもという賢い顔をしており、実際、学力優秀で成績は学年トップクラス。 将棋も強く、彼が三年のときに、団体戦で全国優勝するほどでありました。 その強い彼が、…

笑い飯

将棋部の先輩にタカサカという人がいました。 とても温厚な真面目な人で将棋も強く、みんなに一目置かれていたのですが、唯一の欠点(?)は食事が極端に遅いこと。たまにいますね、そんな人。牛みたいにゆっくり食べる。反芻しているのかも? 合宿でのこと…

芸名

私の通っていた高校は、いわゆる附属高校で大学に繋がっていました。 エレベータなんて言われますが、ホントはエスカレータ。だって、学年で40人くらいが落第しますから。クラスで下のほうにいると、結構ドキドキします。 そうは言っても、余程のことがない…

千日手

ここにケーキがあります。 これを三人で分けます。 一人当たりの取り分は、どれだけになりますか? こういう問題があったとき、正解は三分の一だし、実際に切ることができます。 ところが、これを割り算にすると、1÷3が0.3333…(循環小数)となり、割り切…

将棋界の一番長い日

高校に入学した私は、なんだかモテそうなので、アメリカンフットボールをやろうと思って体験入部したものの、自分に合うヘルメットが見つからず、断念いたしました(2月11日ブログ「料理の鉄人」参照)。その代わりに門をたたいたのが将棋部です。いきなり…