指定管理者の応募について、もう少し。
挑戦者として臨む3件は、すべて他社とのジョイントでありました。
これは、意見のすりあわせが難しいのですが、基本的には役割分担が決まっているので、誰がどの部分を記述するかは、簡単に決まります。
問題は、それぞれが提出してからです。
料理でイメージしてください。何かのコンクールにコースとして提出するにあたり、4人が得意のメニューを持ち寄ったとしても、そのまま提出するわけにはいきません。
流れがあるし、素材のかぶりをチェックする必要がある。色味や器だって気になるし。ボリュームにしても、多ければいいってもんじゃない。
だから、最終的な仕上がりに向けて、細かな微調整が大切なポイントであり、こここそが勝負の分かれ目になるのです。
しかしながら、それって、理屈よりもセンス(感覚)なので、伝わらない人には伝わりません。
なので、ほとんどの場合は、おかしいなと思っていても、そのままで上がっていくのです。
いやぁ、ほんと、会社同士が合作でレポートを作り上げるなんて、そりゃあもう・・・
今回の3件中の1件は、4社合同での遠慮の塊でした。
内容にはきらめくポイントがいくつもあって、充分に個性的であるし、もうちょっと加工すれば、すっごく良くなるのは分かっていたんだけど、4社ですし。
簡単な話、文字のフォントに統一が取られていないという・・・ダメでしょう、そういうの。
これについて、諦めていました。多分、二位になるであろうと。
そして、結果発表。
やっぱり、ダメでした。役所からの通知文では、物足りなかったと。
で、A市役所のホームページには、採点結果が。
申請団体 審査員A B C D E F 合計
甲 128 120 141 126 155 152 822
乙 146 148 134 112 140 130 810
丙 128 146 146 134 150 146 850
丁 138 138 150 128 150 143 847
さて、問題です。この中で、選ばれた申請団体は、どこでしょう?よーく考えてください。
普通は丙ですね、合計点でトップなのだから。
丁は惜しかった。3点差です(ちなみに採点は200点満点)。
だけど、この二つは一次選考でアウト。一番いいと評価した審査員はそれぞれ一人だけだから。
結局、二人が推している甲と乙で、再度議論し、最終的には甲に決定したということだそうです。
変でしょう?
このあと、決定を議会に通し、承認を得るという流れ。
もっと、うまくやれると思うんだけどねぇ???(当社が乙・丙・丁のいずれかは分かりません)