氷見の寒ブリが、前年の十分の一にも満たない不漁なんだそうです。
原因は、暖冬による海水温の上昇で、その代わりに北海道や境港の水揚げが多くなるなど、予測がつきにくい状況となっております。
サカナの棲む海中には、エアコンがないので、水温の変化には敏感にならざるを得ず、全体として漁場が北へ向かっているのは否めません。
地元の唐戸市場でも、常連だったカンパチやヒラマサが鳴りを潜め、サワラやカツオが幅を利かせるようになってきました。
そして、恐ろしいのは、ブリの身の中に潜むブリ糸状虫と呼ばれる寄生虫です。
本来、冬のこの時期にはいないハズなのですが、今年は2月に入ってもしっかりと。
仮に、食してしまっても、人間には全く害がないとはいえ、赤い糸ミミズみたいなその形状は、見たらアウトです。
ブリは冬のサカナなので、ほとんど問題にならなかったんだけど…
分厚く切られた刺身は、調理人が見落とすこともあります。
ご用心!!