都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

見当たり捜査

世の中には、人の顔を認識する能力が異常に高い人がいて、大阪のリーガロイヤルホテルのドアマンは、4,000人のVIPの顔と名前を覚えていたことで、話題になっていました。 思いがけず名前を呼ばれたりすると、嬉しいもんですよね。また来ようって気にさせる、…

デジタル庁

高校の同じクラスにメチャクチャ絵が上手い男がおりました。 風景を写真のように描く。何でしょうね、陰影の見え方が違う。色彩感覚もね、36色色鉛筆が脳内にあるらしい。 だけど、これが悪い奴で、法を犯しまくっていたのです。 電車定期券の模写を商売にし…

先生、どうかみんなの前でほめないで下さい④

10年前の著作ですが、古市憲寿の『絶望の国の幸福な若者たち』によれば、20代の75%が現在の生活に満足しているとのことでした。 それは、自分と周囲の人間関係の中で、相対的な位置付けを感じ取ったわけで、平均値を求めるがゆえのものです。自分はこうあり…

トップガン

スキーの滑り方として直滑降というのがありますが、私はこれがダメで、ちょっと加速がついてくると、自然に左右に傾くようになっています。 ジェットコースターのスピード感が苦手だし、F1グランプリみたいなのにも興味が湧きません。バンジーなんて、もっ…

先生、どうかみんなの前でほめないで下さい③

最近、若者を中心にじわじわウケているお笑いユニットが、日大芸術学部を母体とした『ダウ90000』の八人組です。 →https://www.youtube.com/watch?v=Oz51yWDrVvI ラーメンズや東京03の系譜を継いだシチュエーションコントを追求しており、20歳前後の男女が…

先生、どうかみんなの前でほめないで下さい②

マスクについてのアンケートを取ると、高齢者よりも若年層の方が「続けるべき」と肯定的なのに驚かされます。 尾崎豊じゃないけど体制に対して反抗的なのは、若者らしさそのものだと思っていたのですが、どうやらそれは間違いのようなんです。 今の子たちは…

先生、どうかみんなの前でほめないで下さい①

前職で、入社試験の問題を作っていました。 学校と違って学力を重視するわけではないので、何だっていいわけで、ある程度の常識を見極めるためのそれですが、若い人たちが違う生き物なんだなぁと痛感したことがあります。 それは、答えに自信が持てないもの…

シン・ゴジラ(2016/8/28分再掲載)

その昔、『ウルトラマン研究序説』(中経出版)というベストセラーがありました。これは、若手学者25人による論文で、本当にウルトラマンや怪獣がいたら、その社会的責任はどうなるのか的な視点で学術的な考察を加えたものです。事故(?)が起こったことに…

シン・ウルトラマン

常識を気にせず、フィクションの世界を徹底できるのが、古くは忍者モノでした。 それに続いたのが、怪獣モノ。そして、それをやっつけるヒーローモノ。 テレビでその先鞭をつけたのが、円谷プロの『ウルトラQ』(1966年1月〜)です。 東京五輪のマラソンで銅…

アクティブ10

いつものように最近のマイブームでEテレをつけていたら、小島よしおが教師役で、確率に関するミニドラマが流れていました。 そのクラスは男女6人ずつの12人で、男子2列と女子2列に分かれていて、3ヶ月に一度席替えを行うのだけれど、A君は大好きなB子ち…

ゴイゴイスー

先日、ブックオフで本を探していたら、100円コーナーに『日本語検定必勝単語帳』を見つけました。 寝しなに読むのにちょうど良かろうと、ためらわずに購入。ちょっとずつチャレンジすることに。 四字熟語とか慣用句、対義語に同音異字など、難問揃いの中に、…

フォレンジック

ちょっと油断していると、耳慣れない言葉が出現し、なんだなんだとなったりします。 オウム事件では、グルだとかカルトだとかイニシエーションなど、続々と宗教用語が出てきたし、原発事故では、溶融だとか線量だとか炉心など の理科系っぽい言葉、建屋なん…

働かざる者食うべからず

コンビニの店員は、バイトの聖地のようなもので、本当にいろんな人が集まってきます。 優秀な苦学生みたいなのもいるけど、結構、ダメなやつもいる。判断能力はあるものの、悪知恵が働くようだとタチが悪いんです。現金を扱いますから。 昨日の続きですが、…

マチのほっとステーション

昨日は新宿で三店舗のコンビニを経営している友人と久しぶりに逢い、夜を徹して気を失うまで痛飲しました。 頻繁にお世話になっているコンビニエンスストアですが、向こう側の世界は見えないことだらけなので、私から質問攻めです。 バイトの募集から始まっ…

光秀のスマホ

もし、信長の時代にスマホがあったならの一点で作られたNHKドラマが『光秀のスマホ』です。 なるほど、コント師が考えるような設定で、ストーリーが勝手に動き出すのが独特でありまして… 「これからは信長の時代でしょ」「秀吉って誰だよ」「織田家はブラッ…

高血圧ガアル(2012/5/15分再掲載)

現在、日本の高血圧患者は約4000万人いるんだそうです。高齢社会ですからね、老人の数だけ患者がいるって感じ。特に、田舎で暮らしていると、一直線です、みーんな高血圧。それは、食習慣によるもので、美味しい米があるもんだから、三食とも和食ってのも珍…

昔話法廷

テレビをオンタイムで観る視聴習慣がありませんでしたし、ビデオに録るマメさも持ち合わせていないので、連ドラなんかとんでもないと思っていたのですが、TVerを倍速で自由に観る技を知って、一気に世界が広がりました。読書よりもラクなんだもん。 そして、…

目を瞑る

先日の『探偵ナイトスクープ』では、写真撮影時に緊張してしまって目を瞑ってしまう女性の依頼が取り上げられていました。 その依頼文を読み上げるアナウンサーが「目をつむる」と連呼していたのに対し、たむけん探偵は「つぶる」と言い換えます。 「あれ?…

瑠璃の雫

道志村の事件で切ないのは、失踪した子供が生きているかどうかがわからない状況の中で、骨や衣服の一部が見つかるなど、ハッキリしない情報が小出しにされて、ジワジワと追い詰められることだと思います。 誘拐事件は、ほとんど成功しない上に、厳罰が科せら…

魔改造

ソフトバンクに石川柊太という投手がいます。 2020年にパ・リーグ最多勝と最高勝率のタイトルを獲得したとはいえ、実働6年目で通算40勝ですから、それほど目立った成績でもありません。 一昨年から2年連続でリーグの死球配球王だというのは、ちょっとスゴい…

GO/AO率

野球のセイバーメトリクスの指標の一つにGO/AO率というのがあります。 これは、ゴロアウトの総数をフライアウトの総数で割ったもので、この数値が高いほど、全体のゴロアウトの比率が高いことが分かります。 現在のNPBでGO/AO率が高いのは、青柳(阪神)2、22…

列島感(2015/6/9分再掲載)

自分がしゃべっているときに野次られると「人の話を聞きなさい」とイラだちを隠さず、気に入らない質問には、悪意を持ってチャチャを入れまくる。そういう人は信用できません。小学校から大学までエスカレーターで進学した彼は、いわゆる受験勉強なるものを…

鎌倉殿の13人

ガッツ石松がクイズ番組で鎌倉幕府が成立した年を聞かれ、「良い国作ろうだから4192年!」と答えたという話があります。高田文夫の本で読んだので、ホントかウソか分かりませんが、現代の教科書では1185年(諸説あり)とされているそうです。 進行中の大河ド…

コントロール(2017/4/12分再掲載)

国内のプロ野球で一番いい投手といえば、ジャイアンツの菅野であるというのは異論がないところでしょう。WBCでも、そういう扱いでありました。スピードは150キロ前後とそこそこですが、コントロールが素晴らしい。変化球をコーナーに集める技術は、圧巻で…

17歳の帝国

政府の広報動画にソサエティ5、0というのがあります。→https://www.youtube.com/watch?v=249hXyODqwY ソサエティ5、0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させた「超スマート社会」を実現させるための一連の取り組みのこと…

今、Eテレが面白い

NHKの教育テレビをEテレと言い出したのは、2011年のことでした。 それ以前は、小中高生を対象とした授業みたいな番組が主体で、外国語のようなあらゆる世代に向けたものは、再放送だらけ。視聴率を全く気にしないプログラム編成で、前年踏襲みたいな繰り返し…

やっぱり野球は面白い

昨日の広島巨人戦は、NHKの全国放送でたっぷり観ることが出来ました。 真っ赤に染まったスタジアムで、快晴の中行われるデーゲームは素晴らしいと改めて思います。 ドーム球場は、ビニールハウスのような感じ。野球はやっぱり外で行うものです。野っ原の球な…

水喧嘩(2011/5/9分再掲載)

この時期になると、あちこちの家が忙しくなります。そう、田植えの準備ですね。特に、兼業農家が大変です。土日ごとに親戚が集まって、作業したりする。晴れたらいいんだけど、なかなかそうもいかないし…大騒ぎです。 ところで、水田というものは必ずしも川…

田舎には△がない(2010/6/17分再掲載)

下関市にやって来て、ちょうど一年が経過しました。早いものです。子供のころは、例えば小学校の六年間が、ものすごく長く感じられたものですが、年をとればとるほど、体感スピードが早くなる。不思議ですね。 この一年は、全く別の国にやって来たようで、そ…

前例がない。だからやる!

その昔、マーケティングの授業で必ず出ていたのが、ビール業界におけるキリンの一人勝ち状態で、その牙城を崩すのは難しいと思われていました。クープマンによる市場シェア理論では、73、9%以上が市場寡占型とされ、キリンビールこそが絶対王者であると認知…