都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

読書

現場百回

確か森村誠一の『人間の証明』だったと思いますが、「読んでから観るか?観てから読むか?」という映画のCMがありました。 評価の高い文芸作品が映画やドラマ化されるのは、よくあるパターンですが、なかなか原作を超えるのは難しいようです。 そんな中で…

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

祥伝社というところから『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(若宮健著)という興味深いタイトルの本が出ています。 私が手にしたものは、今年1月20日の発行で第5刷とあります。 初版が昨年末の12月10日なので、ものすごい勢いで売れているようです…

身体には鍛錬、心には読書

友人の息子が二浪の末、早稲田大学に入りました。 なんでも、ラグビーをやりたいらしく、憧れのエンジと黒のジャージをイメージしながら頑張ったようです。 そうかそうか、そりゃぁ良かった。 超一流の組織には、いいものがいっぱい詰まってますからね。 大…

今月の新刊

お店にはいくつかの本棚があり、倉庫にあるやつもを合わせると5000冊以上の蔵書が保管されています。 そのうち、マンガが1000冊なので、いい年こいたオヤジとしては、あんまり自慢になりませんが… これ、読んでいく人が多いんです。40~60歳ぐらいのビジネス…

老人の入門書

文壇の重鎮に、曽野綾子と三浦綾子のW綾子がいます(W浅野みたい!?)。 そして、曽野綾子の旦那さんが三浦朱門だというからややこしい。 いや、三浦姓を名乗らなかったのは、そのせいかも? この夫婦二人が、最近、相次いでエッセイを出しました。 妻が…

もしドラ③

最近のベストセラーといえば、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海著・ダイヤモンド社)、通称“もしドラ”です。 題名のとおり、平凡な女子高生が所属する野球部を甲子園へ出場させるべく、ドラッカーの『…

もしドラ②

自慢になりませんけど、大学時代はほとんど勉強をせずに遊んでばかりいました。 そんな私でも、3年になると、就職に有利らしいからと漠然とした動機でゼミに入ります。 もともと何を学びたいなんて志がありませんから、どこのゼミに入ったらいいのかすら分…

もしドラ①

前職の保険会社で支払い部門にいたときのことです。 産業能率大学が行っているマーケティング・ゼミの受講者を社内募集していました。 本来は営業関連部門に向けたものだったのですが、僅か3名の定員に満たず、事務部門にまで間口を拡げてきたのです。 半年…

ホワイト・バレンタイン

今日もまた降雪にて、四時で終わり。 朝から小雨だったのが、急に寒くなって、大粒の雪に変わりました。 一体、どうなってるんですかねぇ。 こんな日は、読書に限ります。 東野圭吾著『ダイイング・アイ』を。 交通事故を加害者の立場から、心理描写していま…

白銀ジャック

ロンドンへ旅行したとき、携行した単行本が『超音速漂流』(T.ブロック著・文春文庫)です。 これは、航空機パニックもので、著者が現役パイロットによるものだけに迫力満点。 十二時間の狭い空間における旅が、グーンと楽しいものになりました。 つまり、…

袋とじ

お店には、五種類の週刊誌を置いています。 週刊朝日・AERA・週刊現代・週刊新潮・週刊文春 この中で、お客様の圧倒的支持を得ているのが『週刊現代』です。 パラパラとめくったときに、盛りだくさんな感じが際立っているからで、ほかの雑誌は何をやって…

学び取るチカラ

監督の指示を徹底させることは、簡単なようでいて、なかなか難しい。 『人材活用に大事なことはすべて少年野球から教わった』(渡邉昌俊著・雷鳥社)に、こんなくだりがあります。 例えば、相手チームの投手が豪速球の持ち主の場合、選手には「高めに手を出…

色彩心理学

休みの間は、じっくり本を読めるので、買い貯めたマーケティング関連の本を続けて読みました。 「飲食店は、どうやったら儲かるか」っていうようなシリーズです(実践しているのを悟られると恥ずかしいので、タイトルは書きません)。 今回、新たな発見は、“…

マニュアル車

免許取立ての夏、友人のMと二人で高級デパートのお中元配達のアルバイトをしました。 35年ぐらい前の話ですが、お客様のお宅へ1個届けると200円が貰えます。 一日がかりで100個ぐらいを捌きますので、相当に割りのいいアルバイトでした。 その代わり、配達…

オレ流

第五戦をロッテが制し、王手をかけた日本シリーズですが、どっこいこれで五分と五分。 ドラゴンズがホームで迎える二試合は、接戦に持ち込むことで、後ろを固める強力な投手陣がプレッシャーをかけるため、むしろ中日に分があるのでは?という見方もあります…

グルメの嘘④

今日のオススメ本は、『グルメの嘘』(友里征耶著・新潮新書)です。 一般にグルメライターは、その店について悪いことは書きませんが、友里氏は批評家として辛口に切り込んでいます。 これ、なかなかできません。 つまり、自分の舌に絶対の自信がないと、真…

ぼくは猟師になった

全国各地で住宅地にクマが出没しているようです。 冬眠前に腹ごしらえしようにも、山に食べ物がないってことでしょうか。 人間が管理するところが多くなったため、居場所がなくなったともいえそうです。 そして、もっと問題なのが、猟師不足。猟師高齢化。狩…

多数決

民主主義の基本は、多数決だと習ったような気がします。 選挙がそうですからね。 だから、多数決で決められたことは、守らなければいけません。普通は。 だけど、多数決って、本当に正しいのでしょうか? 私は少数派のAB型であるせいか、どちらかと言えば…

one for all,all for one

大学ラグビー部の監督には、勤務が休みの土日のみに出てくる、本業サラリーマンの兼業タイプと、時には合宿所に泊り込んで選手と24時間接するフルタイムの専業タイプとがあります。 当然に、専業タープのほうが、選手を掌握しやすい。 兼業だと、普段の練習…

同期

年齢を重ねていくと、生き方ということにこだわりを持つようになります。 自分の人生は、これでいいのかと。 そんなとき、基準のようなものを“同期”に求めます。 つまり、同級生だとか、同期入社だとか、同じ時期に仕事を始めた同業者だとか。 そんな彼らと…

球界の野良犬

プロ野球ファンの方は、愛甲猛という選手を覚えているでしょうか? 横浜高校のエースとして、早実の荒木大輔に投げ勝ち、甲子園夏の大会に優勝。 ロッテオリオンズ入団後は、打者に転向し、チームの先輩である落合博満の指導を受けて開花しました。 その後は…

読書の秋

田舎にないもののひとつが本屋さんです。 特に、たくさんの品揃えをしているお店がありません。 だから、都会へ出たときに、ワーっとまとめ買いをします。 今回の釣果(?)は、次のとおりです。 愛甲猛のプロ野球ガチンコ観戦ノート(愛甲猛) 野村の「眼」…

マンガ食堂

麻生元首相は、『ゴルゴ13』を通して外交の勉強をしたと揶揄されていましたが、あながちデタラメな話でもないように思います。 それほどよく取材されており、世界情勢を映し出している名作なのであります。 千葉真一はヘンだったけど、高倉健はアリでした!…

太っ腹でいこう!

こちらへやって来て、順調に体重が減り、やっぱり和食は身体にいいと安心しきったところへリバウンド。 それも、お腹だけポッコリって感じです。 ハイ、食べ過ぎですね。余った食材をもったいないと入れてしまうのがよくないんです。 わかっちゃいるんだけど…

伝説の打撃コーチ

今年もまたペナントレースが開幕しました。まずはパ・リーグから。 ズラして行うのは正解ですね。同時スタートだと、セ・リーグに注目が集まってしまう。 だからの前倒し。ドーム時代なので、このくらいは当たり前でしょう。 セ・リーグには早められない事情…

少数民族の連帯感

政治家だったら、石原慎太郎・田中真紀子・青島幸男 司会者だったら、島田紳助・安住紳一郎・古館伊知郎・上岡龍太郎 コメンテーターだったら、東ちづる・黒鉄ヒロシ スポーツだったら、アントニオ猪木・桑田真澄・有森裕子 タレントだったら、市川海老蔵・…

カッコウの卵は誰のもの

昨日の話と矛盾するようではありますが、本を読むとき、それをいつ、どこで読むかによって、楽しみ方が変わってくると思います。 例えば、飛行機で移動しているときに読む航空機パニックものは、迫力が違います。 以前、ロンドンに行ったとき、12時間をな…