都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

野球

嵐の前の静けさ

例えば、東京大学を卒業して一流企業に就職したとしても、その人はヒラ社員のまま、出世しないかもしれません。 なぜなら、ほかのみんなも一流大学卒業だから。 だからと言って、その東大卒が全然ダメかというと、そんなことはない。 そういう人は、仕事に夢…

熱中時代

会社の草野球部に所属していたときの話、ヘルメット着用が義務付けられ、サイズの合うものがなくて、やむなく現役引退した私は、チームの監督へと転進いたしました。 監督と言っても、それは名ばかりで、実際にはマッチメイクしたり、メンバー集めをしたり、…

後半戦の展望

接戦に弱いところから、新米監督の采配批判がネットをにぎわした広島カープですが、我慢しながら若手を起用しているうちに形が出来上がりつつあり、史上まれにみる混戦の中、抜け出しそうな光が見えてきました。根拠は次の三点です。(1)安定した先発投手…

ゲームコントロール

黒田投手の男気復帰で、前年比30%アップの観客動員を果たし、カープ人気はますますヒートアップしております。 こういうのに乗っかれば、雑誌の売り上げも伸びるわけで、『週刊ベースボール』は再三にわたって特集を組み、『別冊カドカワ』も二年連続のカー…

交流戦

エルドレッドが復帰し、当たりの出始めたシアーホルツと大砲が二枚揃った広島カープは、役割分担がハッキリして、打線が繋がるようになったので、反転攻勢の機運が高まっています。 昨夜の試合のスコアブックを見ていて、ロッテの戦いぶりが、セ・リーグのそ…

禁煙効果

五輪開催に向けて、都内の飲食店を全面禁煙にする動きがあるそうです。 これは国際的な流れですからね。受動喫煙の弊害はいかんともし難い。 だけど、居酒屋は頭が痛いんじゃないかな。 食事メインとお酒メインでは、話が違うように思います。飲む人は吸いま…

二塁手革命

中日ドラゴンズの谷繁監督をして「グラウンドに犬が走っている」と言わしめた広島カープの菊池涼介選手ですが、二年連続の二塁手によるプロ野球捕殺記録更新のウラには、類まれなる反射神経のほかにも大きな理由がありました。 それは、カープの先発投手陣の…

三たて

うまいそばの三条件として使われている言葉で“三たて”というのがあります。「挽きたて・打ちたて・茹でたて」のことで、横浜に住んでいたとき、そんな名前のお蕎麦屋さんがあったのを思い出します。なんで、そんなことを書き出したのかと言うと、(ムフッ)…

大きいことはいいことだ

馴染みの居酒屋の看板娘、とは言え40歳をだいぶ超えているN子は、大の野球狂。 夫の野球チームのマネージャーを務めるかたわら、自ら球場アナウンスのウグイスを買って出ます。 そして、息子は当然、野球小僧に。 この子が結構、才能があって、中学3年ながら…

ネイト・シャーホルツ

広島カープに8人目の外国人選手として、ネイト・シャーホルツ選手が入団いたしました。 2013年には、シカゴカブスのレギュラー外野手として、21本塁打の成績を残しており、カープ球団史上最高額である年俸1億1600万円の提示から、その期待の大きさが窺えま…

プロ野球開幕!

今夜、待ちに待ったプロ野球が開幕します。 そこで、私も順位予想なるものをやってみようと思います。 .2軍通算戦績を検証する 長いペナントレースを戦う上では、控えの選手層というものが大変重要になります。 ここでは、ウエスタンおよびイースタンリーグ…

監督の器

プロ野球の監督は、なかなかの激務です。 勝負の世界であり、いつも勝てるわけではありません。 それぞれの局面における小さな判断がたくさんあるし、シーズンを見据えての長期ビジョンを持たなければならない。 選手一人ひとりは、それぞれの生活がかかって…

野村監督辞任

プロ野球のペナントレースが終了し、セ・リーグの順位は前年と全く同じとなりました。 ちなみに、パ・リーグは前年Aクラスが揃ってBクラスに転落しており、リーグが違うと編成の考え方に随分と差があるようです。 セ・リーグの監督は、中日以外はBクラス…

少子化④

甲子園の常連校には、完成された優秀な選手が全国から集まります。 それは、監督が全国の不動産屋(?)みたいなクラブチームの監督とパイプを持っているからです。 だから、新興校でも、そういう(パイプを持った)監督を引っ張ってくると、有望な選手が集…

少子化③

四日間に及んだ延長50回の試合はギネス記録だそうです。 英語では、ラバーボールと訳される軟球は、野球の本場アメリカにない日本独特のもので、危険性も薄いため、小中学生や趣味でやる大人たちの草野球に向いています。 ボールがそれほど飛ばないこともあ…

少子化②

当然の帰結というべきか、予備校の雄『代々木ゼミ』が業務縮小を断行しました。 経営者は、だいぶ前から、この状況を予見しており、塾の立地が駅前に集中しているので、不動産価値が高く、それなりに整理が進められるようです。 気の毒なのは講師たちであっ…

ハニートラップ

広島カープという球団は、全国的に無名の若い選手を二軍で鍛え上げて、タイトルを取るようなプレイヤーに育てる能力に長けています。 もちろん、十二球団随一といわれる練習量の豊富さに加え、熱心な指導スタッフに因るところが大きいのですが、それ以上に、…

集中力

ベイスターズの中村紀洋選手が、自分の打席のときに一塁走者を動かすのは止めてほしいとコーチに訴えたところ、これが監督采配に対する批判だとして、二軍落ちとなりました。 彼には前科があるので、戻ってくる目はないでしょう。 特別な才能を持った数少な…

スピットボール

どこで売ってるんだか知らないけれど、ヤンキースのピネダ投手がボールに松ヤニを塗っていたのがバレて、一発退場となりました。 ボクシングの試合で、リングに上がるときに、選手がドンドンと踏みつけているのが有名な使用法のあれです。いわゆる滑り止め。…

飛びます、飛びます。

プロ野球で採用されている統一球が、またもや基準値を超えて、飛び過ぎると問題になっています。 不思議ですよねぇ。 普通の社会であれば、不祥事を起こした企業が責任を取らされて、取り扱い業者が変わるんですが、そのことでのお咎めはナシ。 むしろ、在庫…

地元が違う?

高校野球が不思議なのは、春も夏も甲子園球場に集結するってことです。 それって、オリンピックが毎回、東京で開かれるようなもので、どう考えても地元有利になるからです。 ホテル暮らしが続くと、体調を崩しやすいでしょう。 ましてや、高校生ですからね。…

元祖二刀流

川上哲治という人を強く意識したのは、確か少年サンデーの連載だったと思うけど、『弾丸児』(九里一平著)という作品でした。 何せ、ボールが止まって見えちゃうんだから、打ちますよね。 愛用の赤バットというのも、白黒テレビ時代の子供たちの想像力を刺…

ドラフト

広島カープでエースと呼ばれた投手には、なぜか三文字姓が多い。 古くは、長谷川・太田垣に始まって、外木場・安仁屋・北別府・佐々岡…。 なので、三文字姓の好投手を見ると、カープに来ないかなぁと思っています。 そこで、今年のドラフト。 やりましたねぇ…

完敗

実際に闘ってみると、戦力の差が明らかでした。 そういう裏づけがあるからこそ、次々にカードを切っていける。 原監督が輝いて見えました。 この完敗で、指揮官が辞めるかなぁと密かに期待しておったのですが、その線もなさそうです。 なので、就任以来4年…

秘密兵器

またまたカープの話題です。 こういうことは、滅多になかったもんで。 今までは、関係なかったから、意識の中にありませんでしたが、Aクラスになると、開幕戦をホームでできたり、オールスターに監督が出られたり、ドラフト一位の指名順位が下げられたりと…

いよいよクライマックス

10月も半ばとなるのに、プロ野球を楽しめるって、何十年ぶりでしょうか? 巨人や中日のファンだと、いつもこんな感じなのかと今さらのごとく、ビックリです。 景色っていうのは、見る角度によって、全く違って見えるもの。 それは、選手も同じなんでしょうね…

低めの変化球

いよいよクライマックスシリーズが始まります。 初めて出場するカープは、シーズンを負け越して終えたにも関わらず、下馬評ではシリーズ制覇も夢でないと、高い評価。 その根拠として、先発四本柱の存在が挙げられています。 今の野球は、先行逃げ切りの形を…

ベンチがアホやから

「クライマックスに行きたいです。選手一丸となって頑張ってます。カープファンのみなさん、セ・リーグで一番の力をください!」 これは、9月4日の中日戦で8回を無失点に抑えた前田投手のヒーローインタビューです。 お気づきでしょうか? 普通、こういう…

異次元プレー

今、プロ野球では、日本記録に向けて、静かなチャレンジを続けている男がいます。 それは、広島カープの菊池涼介選手。 一昨年のドラフト2位で中京学院大学から入団した内野手で、プロ入り後はショートからセカンドへコンバートされました。 元々、身体能力…

傀儡②

「いやぁ、変更しろと言われても、在庫がたくさんあるんですよ」 「オープン戦で使い切ってしまえばいい。オーナーが気にしているのは公式戦だから」 「そんな話、選手会が納得しますかねぇ?」 「そんなの、だまっときゃ、わからないじゃないか」 「バレる…